この著書の内容は「この人は結婚相手として問題ないだろうか?」という相手選びの判断の一つとして力になってくれる内容でした。
内容の一部をご紹介しますので興味があればぜひ書籍もご覧ください。
Amazon『超訳 アドラーの言葉』著者/岩井 俊憲/Audibleなら聴き放題\
※この記事には一部書籍のネタバレを含みます
アドラーについて
アルフレッド・アドラー(1870-1937年)はオーストリアの精神科医、心理学者。
アドラー心理学で有名な人です。
幼いころは身体が弱く背が低く、兄と比べても劣等感がありました。
しかし劣等感は悪くない、どう活かすかという点に着目したそうです。
アドラーの本はわかりづらく、難しいと思われていました。
理由は、アドラーは56歳まで英語と無縁だったためネイティブではありませんでした。
日常会話では不自由しないものの執筆はドイツ語なまりの英語のため翻訳しづらかったことが原因だそうです。
日本では2013年発売
『嫌われる勇気』で一躍有名になりました。
『幸せになる勇気』と合わせて日本で370万部、全国で1200万部を超えるベストセラーとなりました。
結婚相手選び
以下のような相手はまだ結婚の準備ができていないとのことでした。
結婚できるのは社会性を身につけた人だけ
- 結婚生活が失敗するのは大抵、共同体感覚が足りないことが原因
- 結婚は2人でするもの
身体的な魅力やふるまいの他に以下の3つをみるべき
- 友との友情を保っているか
- 仕事に打ち込んでいるか
- 自分よりもパートナーに関心を示しているか
結婚には共感力がいる
- 相手の立場にたって考えるという特別な能力が欠かせない
- 結婚に向けて準備ができていない人は他者の目でみて他者の耳できく他者の心で感じるトレーニングをしてこなかった人
批判ばかりする人は結婚する資格がない
- 正当な理由もなく時間に遅れる人は信用できない
- 相手を思い通りにしたがる、相手を批判してばかりいる
相手のために何ができるか?
人類のためにどんな貢献ができるか?この社会のためにできることは何か?という問いを置かずに
- 私の人生にとって得るものはあるか?私は社会から称賛される存在だろうか?
- 結婚においても同じ「私は愛、結婚から何を得ることができるのか?」
テイカーは結婚の準備ができていない、GIVEの精神が大事だってことだね
建設的に生きている人の特徴
- 勇気があり自分に自信がある
- 人生の課題にぶつかっても正面から向かい、解決策をみつけようとする
- 仲間がいて、友人がいて、周囲の人とうまくやっている
妬み深い人は弱い人
- 羨ましいではなく妬ましいという嫉妬心は非建設的な態度につながる
- 妬みの感情は劣等感から生まれる
- パートナーを繋ぎとめる自信がない
- 嫉妬の感情を出すことでパートナーを動かそうとする
もちろん女性でも嫉妬深い人はいるから人は人、自分は自分と自他の境界をしっかり持つことが大事なんだね
女性的、男性的の過ち
- 女性は劣っているという偏見
- 男性的は価値がある、力がある、優れている
- 女性的は従順、献身的、劣っている
- 優れたものは男性的、避けるべきものは女性的と言われる
- 男女の調和を乱し続けている
- 無駄な争いを生み愛を壊す
夫婦のどちらも服従してはいけない
- 夫婦は仕事と交友、仲間の共同作業
- 全くの対等は理想
愛と結婚の意味とは最も親密な献身
- パートナーとしてふさわしくあろうとする
- 子どもを持つという決意でもある
結婚は2人の幸せ、子どもの幸せ、社会の幸せ
- お互いにとっての幸せ、子どもの幸せ、社会の幸せを実現するパートナーシップ
おわりに
結婚相手選びについての項目は書籍の一部の項目ですが、思わず納得する内容ではありました。
思い返すと婚活始めたての自分や、お見合い相手でもこの準備ができていない人に該当する人は案外多かったように思いました。
相手に何かしてもらいたい、相手は何を自分に与えてくれるのだろうか?自分の生活は変えたくないけどパートナーがいることで快適にならないだろうか?という考え方だと「結婚の準備ができていない」ということになりそうです。
この観点でお見合い&仮交際をしていれば、この人と結婚したらどうだろうか?交際希望を出した方が良いだろうか?という悩みが少しは減らせるのではないか、判断の参考になる考え方かと思いました。
書籍の内容はあっさりとしていてわかりやすかったです。
他の項目に関しても興味深い内容でした。
気になった方はぜひ読んでみてください。
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